1つの目的を達成するために、他のことが問題になることも多々あります。東京ガスケミカルの専門チームは、これまでの経験やノウハウはもちろん、市場のトレンドや新しい技術も取り入れ、広い視野で効果や組み合わせを考え、お客さまにとって最適なシステムを導き出します。また、導入後にも水処理ソリューションのパートナーとして、継続的にPDCAの視点で効果検証を行い、運営を手厚く支援いたします。
当社は、工場における生産用水の浄化といった上流側の水処理から排水処理に係わる下流側の水処理まで、幅広く知見を有しています。
こちらの非鉄金属工場のお客さまでは、汚泥産廃費の削減や老朽化対策を目的とした排水処理設備の更新工事から始まり、生産に不可欠な純水製造設備や各所水質監視装置など、工場全体に係わる一連の水処理設備を導入しました。
また、遠隔監視や設備メンテナンス等、長期に渡ってアフターフォローサービスを展開しており、現状処理に対するPDCAを繰り返しながら、課題の再発見や更なる省コスト化の提案等、「よりよい水処理」を目指して、お客さま工場の安定稼働を支えております。
工場から排出される生産排水を全量産廃処分しており、年間数千万円のコストがかかっていましたが、新たに膜処理ユニットによる排水処理設備を導入し、年間約2,000万円のコスト削減を実現しました。
もともと排水処理設備を有していなかったため、お客さまは新規設備導入による運用面に不安を持たれておりましたが、遠隔監視システムを導入し、機器運転・処理状況を常時監視することで、日常管理の負担低減・安定運用化を図り、お客さまの不安を払拭することができました。
また、綿密な保守・メンテナンス計画を策定し、機器の延命化を図っております。
当社は「人+システムで幅広いサポート」をご提供いたします。
冷却水系統における系内へのスライム付着は、熱交換の効率を悪化させ、冷凍機の電気代を徐々に高くしてしまう原因の一つです。
定期的に清掃をしていても、十分に汚れを除去することは難しく、年間を通して高効率運転を継続するためには「最適な薬剤」を「最適な注入量」で管理することが重要です。
この課題を解決するため、当社では薬剤濃度のリアルタイム監視および遠隔監視を組み合わせた「自動薬注管理システム」を展開しています。
こちらのお客さまでは、薬剤の再選定ならびに自動薬注管理システムを導入することで、水質環境を大きく改善し、導入前に比べてCOP(冷凍機のエネルギー消費効率を表す指標)を15%改善、またトータルコストとして年間約4,600千円のコスト削減を可能としました。