環境性やコストの点から市場におけるLNGニーズはますます高まっています。そんな中、都市ガス普及区域外のお客さまの天然ガス使用を可能にするのがLNGサテライト基地です。
東京ガスケミカルはこれまでに多くのサテライト基地の設計・建設から保守まで行っていますが、長年の経験とそこで培った技術を活かし、新たに、小規模需要家さまや導管の延伸を待てない需要家さま向けに一体型の「LNGモバイルサテライト®」(特許 5854479)を開発しました。
一定規模がないと導入が難しい従来のLNGサテライトに比べ、モバイルサテライトは小規模需要家さまにも導入しやすいのが特長です。また、レンタルにすればメンテナンスも含めて定額月払いの経費化も可能です。(通常の法定償却年数:15年)
●工場で組み立てられた一体型ユニットは、そのまま40フィートコンテナ用トレーラーでの輸送が可能です。そのため、現地での設置工事は1日で完了します。
●横型タンクのため、低重心で耐震性に優れ、大規模な基礎工事が不要で平基礎での施工が可能です。そのため、基礎工事費用が安価です。
●設備の占有面積は、主要機器を緻密にユニット化することでコンパクトになり、横型タンクでも従来型のサテライト(縦型)とほぼ同一です。
●点検時の足場が不要など、保守点検が容易です。
●ユニットの搬出や搬入は1台のクレーンで可能です。
●そのため、将来的なガス管敷設による切り替えや工場移転、転売なども容易に対応できます。
●全高が3m未満 のため、周囲に圧迫感を与えず、景観の維持が可能です。そのため、周辺環境との調和を目指す工場、病院などで高い関心を得ています。
●縦型に比べ、基礎の掘削が浅く、残土発生量も少量で済みます。