天然ガス圧接に使用するガスが「エコウェルガス」です。

アセチレンガスを用いた従来のガス圧接に代わり、クリーンで環境にやさしい天然ガスで鉄筋を圧接する工法が エコスピード®工法です。

天然ガスには、産地によってさまざまな組成のガスが存在します。天然ガスのうち、エコスピード®工法の装置システムに適合する組成ガスがエコウェルガスです。

エコウェルガスはCNL(カーボンニュートラルLNG)※を採用しており、建設業界における脱炭素化に大きく貢献します。

※CNLは実質CO2排出量ゼロの天然ガスです。東京ガスケミカル(株)鶴見充填所より充填・出荷されるエコウェルガスについては全量CNLが導入されています。

供給形態 エコウェルガスの概要
  充填仕様
ガス充填量 10m3
充填圧力 19.6MPa(35℃)
容 器 継ぎ目なし50L容器(ネズミ色)
CNLロゴ
品質
  標準組成
CH4(メタン) 89.60%
C2H4(エチレン) 5.62%
C3H8(プロパン) 3.43%
C4H10(ブタン) 1.35%
天然ガス圧接工法「エコスピード工法」
天然ガス エコウェルガスとアセチレンガスの比較 エコウェルガスとアセチレンガスの比較 表 天然ガスとは?

天然ガスは、自然界から産出されるメタンを主成分とする可燃性ガスです。
古代の動植物が土中に堆積して生成されたものと一般に言われています。

環境面・安全面

石油と石炭などの他の化石燃料と比較して、地球温暖化を招くCO2(二酸化炭素)や大気汚染・酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)・NOx(窒素酸化物)の排出量が少なく、空気より軽く、燃焼範囲が狭く、自然発火温度も高いなど、環境面・安全面において優れたエネルギーです。また、埋蔵量の豊富さと世界各地に分布している点でも注目されています。

埋蔵量

天然ガスの埋蔵量は、従来の油田やガス田の確認埋蔵量と推定可採埋蔵量に加え、近年、浸透性の低い岩石内に貯留されているシェールガスやタイトサンドガス(非在来型と呼ぶ)などの採掘技術の進歩により利用され始め、在来・非在来型を合わせ752兆m3(BP:Statistical Review of world Energy 2012)の推定可採埋蔵量があるとの報告もあります。この量は230年分の可採年数に相当します。この他にも、海底や永久凍土の地下に低温・高圧の状態で水分子と結合したメタンハイドレードと呼ばれる天然ガスも大量に存在が確認されていますので、埋蔵量はさらに増加すると見込まれています。

埋蔵量 図
CNLとは? エコウェルガスとアセチレンガスの比較 表
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